らき☆すた 4 限定版出演:
角川エンタテインメント
発売日 2007-09-28
成熟する萌えアニメ 2008-09-07
昔は、想像力を勃起させようにも、
オタ達の想像力がまだ貧困だったから、
あからさまな萌え属性(記号)が必要とされた。
少なくとも、自分の力で想像力を純化・膨張させられない
程度のオタクにとってはそうだった。
だが、今のオタク達はよく訓練されているので、
露骨な萌え台詞がなくても十分に想像力を汲み取ることが出来るし、
萌え記号がどぎつすぎればかえって辟易してしまう。
この変化によって、キャラクターのディテールに拘った造型が可能となったし、
味わいも深くなった、と言える。
あとは、味わい深いキャラクターをたくさんの立ち絵や
たくさんの台詞などによって表現できるようになった、
というのも大きいだろう。全体として細かいところまでクオリティを
確保できるようになり、少ない情報量の萌え記号羅列だけで
オタクの想像力を引き出さなければならないなどということが無くなった、
というのも「凝った砂糖菓子」のような質の細かい萌えキャラが
出てくるようになった要因かもしれない。
グルメになったお客さんと、フランス料理のごとく細かな
手数・材料を用意できるようになった作り手さんによって、
以前よりも甘さの繊細な、複雑な味わいのキャラクターに遭遇出来るようになった、
という側面もある。
らき☆すたとはまさにそうした幸せな時代の賜物なのだろう。
らき☆すた批評リンクhttp://www.geocities.jp/wakusei_2nd/soukatu.html
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