らき☆すた 12 通常版出演:
角川エンタテインメント
発売日 2008-05-23
美しい学園祭 2008-09-07
最終話は文化祭、魅せてくれた。
二度と振り返ることの出来ない文化祭を、慣れ親しんだ女
の子キャラ達が通過していく。
どたばたしつつも最後までキャラ個人個人の魅力や属性の一貫性を失うことなく、
文化祭の準備シーンやリハーサルで動き回るキャラクターをみていると、
こっちまで“あー、これっきり一度きりなんだなー”
という気分になってくるわけだ。
これはやっぱり最終回の御利益なんだろうか。
最終回をみている自分達も、こなたやかがみ達も、
この文化祭を通り抜けるのは一度きりなのだ。
引き返せない文化祭、皆で思い出をつくろう、
一つのものをつくろう、
と汗をかくキャラクター達の姿が生き生きと描かれている。
『らき☆すた』はグラフィックの精度的に『ハルヒ』に及ばないけれど、
ストーリー立てや表情づくりで一回きりの文化祭をちゃんと疾走出来るてるんだなと感心した。
チアリーディングの企画から練習に至るシーン、
リハーサルの気分、汗、先生からのジュースのおごり…
こういう出来事は絶対にリピートできっこないし、リピートしないからこそ、
これらには掛け替えのない意味と思い出と体験が宿るわけだ。
萌えキャラである彼女達が、一回きりの文化祭に全力で飛び込み、
高校生活最後のひとときを(なんやかや言いながら)創っていくシーンに、
おっさんな僕は不覚にも感動した(し、おっさんらしく、
自分の学生時代の文化祭やらなにやらの回想にも浸ることが出来た)。
オタがDVDをリピートしようがしまいが関係なく、
こなた達は戻らぬ瞬間を駆け抜けてゆく。
らき☆すた批評リンクhttp://www.geocities.jp/wakusei_2nd/soukatu.html
http://www.geocities.jp/wakusei_2nd/33b.html
http://www.geocities.jp/wakusei_2nd/33w.html
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